高まる航空貨物需要。近年の航空貨物取扱実績を確認する

世界の航空旅客輸送量は前年比10.4%増で過去最高だが、、日本は?

2025年1月30日、国際航空運送協会(IATA)は「2024年の世界の航空旅客輸送量が通年の旅客輸送量として過去最高だった」と発表しました。コロナ禍で減少していた旅客数が回復し、以前の水準を超えたということです。

では、国際航空貨物についてはどうだったのでしょうか?
日本の国際貨物については、昨年2月に日本航空が14年ぶりに国際貨物専用機の運行を再開するなど、航空貨物需要が高まっているとされていますが、実際の取扱実績がどうなのか気になるところです。今回は航空貨物運送業界が発表しているデータを参照し、日本の輸出・輸入における航空貨物取扱実績の過去6年分をグラフでレポートします。

日本の輸出/輸入における航空貨物取扱実績の推移

航空貨物取扱実績のうち輸出・輸入のデータをそれぞれグラフにしてみました。
まずは輸出の航空貨物取扱実績です。それぞれ過去6年分の混載便、直送便、チャーター便の推移です。

    

次に輸入の航空貨物取扱実績です。
通関場所の地域でそれぞれ過去5年分の東日本、中部、関西、九州地域における輸入の航空貨物取扱実績の推移です。

    


上記の輸出と輸入のグラフは、どちらも似たような推移を示しています。
「巣篭もり需要」と言われた2021年には、輸出・輸入ともに増加しましたが、その反動でその後は減少に転じました。2024年については、2023年よりやや回復傾向にありますが、まだまだ低水準と言えるでしょう。

2024年は海上輸送において、紅海の迂回や水不足によるパナマ運河の遅延などがありましたが、日本の航空貨物実績を見る限りでは、航空貨物が海上輸送の代替手段として大きく伸びたわけではないように見受けられます。

輸入については全体的にやや減少傾向ですが、地域別で見ると、中部や九州は前年比でプラスとなっているようです。九州は半導体特需によって今後産業が活発化することが予想されるため、2025年以降の航空貨物取扱量も伸びるのではないかと考えられます。

今後も航空貨物取扱実績については、定期的にレポートする予定です。

※大谷シッピングでは 航空貨物も積極的に取り扱っております。 中央アジア、イラン等 多数の実績がございます。ご入用の際はぜひお問い合わせください。