福岡空港の月別航空貨物の推移を確認
福岡空港の国際貨物取扱量が18か月連続前年比増!
2025年1月のニュースで、福岡空港の月別貨物取扱量が18か月連続で前年比増と報じられました。
近年、九州は地理的優位性を活かしアジアとの貿易拠点として発展を続けています。さらに、半導体関連企業の誘致が進む中で、電子部品や半導体製品の輸出増加も期待されています。
今回は、福岡空港の月別航空貨物量の推移をグラフで確認し、その変動を分析します。
福岡空港の月別国際航空貨物取扱量の推移
福岡空港の月別国際貨物取扱量は、門司税関のWEBページで毎月発表されています。
そのデータを基に、2019年からの月別データをグラフにすると以下のようになります。
福岡空港の月別国際貨物取扱量の推移を見てみると、2023年7月以降、前年比増が続き、18か月間の増加が確認できます。しかし、コロナ禍前である2019年と比較すると、まだ低水準にとどまっていることがわかります。
つまり、コロナ禍で低迷した物流は、依然として回復途上にあることが伺えます。
また、気になるニュースとしては、2024年3月に全日空が「熊本空港に貨物専用の定期便を運航開始する」と発表したことです。熊本県を中心とした半導体誘致による輸送需要を受け、貨物専用便がスタートしています。この影響で福岡空港の貨物取扱量が伸び悩んでいる可能性もあると考えられます。
今後も福岡空港の貨物取扱量については、定期的にレポートしていきます。
※大谷シッピングでは 航空貨物も積極的に取り扱っております。 中央アジア、イラン等 多数の実績がございます。ご入用の際はぜひお問い合わせください。